丹田呼吸法

丹田は Field of Elixir 「秘薬の田」と呼ばれ、すなわち氣の集まるところを意味します。道教と仏教の概念から来ており、体内の生命力エネルギー(氣)の中心を指しています。生命力エネルギー(氣)は丹田に蓄えられ必要に応じて体に分配されます。体には下、中、上、の3つの主要な丹田があり、それらは、瞑想、気功、武道、およびエネルギーの流れを増やしたりバランスさせたりすることを目的としたその他の実践において重要だとされています。

大宇宙である天地の氣は呼吸によって腹に達し,下丹田にある精と交わって人格を形成する〈神(しん)〉となる

と言われ、とても大切な丹田です。

下丹田は臍の下にあるエネルギーセンター(2番チャクラ)です。健康と活力の基盤と考えられており、下丹田の開拓は、感情のバランスを助け、消化を高め、免疫システムを強化し、性的エネルギーを高めるのに役立ちます。また、地球のエレメントと繋がり、「今・ここ」の瞬間にしっかりと自分自身をグラウンディングしてくれます。呼吸法、瞑想、腹式マッサージ、武道を練習することで下丹田を鍛える事ができます。 

健康とエネルギーを改善できる最も簡単な方法の1つ、丹田呼吸法をご紹介します。日々のプラクティスで下丹田を鍛えてみましょう。 

  1. まっすぐ背骨を伸ばして楽な姿勢で座ります。
  2. もしその方が感じやすければ、下丹田(臍下約5センチ辺り)に手や指を置いても良いでしょう。
  3. 鼻からそっと息を吸い込み、丹田に空気が溜まるのを感じます。息を吸って腹が膨らむのを感じましょう。
  4. 鼻や口からゆっくりと息を吐き、呼吸と共に体から上下するのを感じます。息を吐く時に腹が収縮するのを感じましょう。
  5. 息を吐きながら、呼吸エネルギーを丹田に保ちます。 暖かく感じ、下腹部で振動しているかもしれません。呼吸があなたの細胞や臓器に栄養を与えていると想像してみてください。
  6. この呼吸サイクルを数分間、または無理のない範囲で長めに繰り返します。 

丹田呼吸法は、リラックスし、癒し、活力を高めるのにとても効果的です。呼吸と丹田に注意を向けれるなら何時でも何処でも行えますので、是非試してみて下さい。 

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